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世界有数の地震大国である日本では、今年の能登半島地震などを含め、近年も地震が頻発しています。日頃から地震への備えを真剣に考えておきたいものですね。
特に木造住宅を新築される方はぜひ知っておきたい、大地震に備えるために、最適な対策があります。
家の土台の下で地震エネルギーを減震する「絶縁工法」と呼ばれるものです。
コストが低価格、簡単に設置が可能とメリットの多い「絶縁工法」を紹介します。
絶縁工法は、家の土台の下で地震エネルギーを減震する工法です。
地震の力を滑りで逃がし、摩擦でブレーキをかけ、地震の力を半分以下にする大地震対策の新しい概念です。 阪神淡路大震災クラスの揺れを半減できます。揺れが小さくなれば、建物が倒壊する危険性は小さくなります。
この「絶縁工法」を実現するのが摩擦ゲンシンパッキンの「UFO-E(ユーフォーイー)」です。
地震力の方程式 Fe=m・αと、摩擦力の方程式 Ff=m・μ が類似していることに注目し、「UFO-E」が誕生しました。
UFO-Eは、家の基礎と土台の間のパッキンとして使用できます。
地震の揺れが起こって上下の凸部が乗り上げると、集中する負荷により大きい応力が発生して「歪摩擦」が生じます。加えて平坦部の「静止摩擦」もブレーキとなって、減震効果が高まります。
約100個の「W摩擦板」が荷重を分担しながら微動し、歪摩擦・静止摩擦のダブルブレーキが作用して、300〜800galの加速度を減震します。
2016年4月14日、熊本県熊本地方においてマグニチュード6.5(最大加速度1,580gal)の地震が発生し、益城町では震度7を観測しました。また、16日にはマグニチュード7.3(最大加速度1,362gal)の地震が発生、益城町および西原村で震度7を、熊本県を中心に九州地方の各県でも強い揺れを観測しました。同一地域で連続して震度7の地震が発生するのは1949年以降初めてのことです。
14日の前震、16日の本震と、いずれも阪神大震災同等の破壊力を持つ大型地震が時間差で発生したことで、倒壊建物8,600棟を超えるような大きな被害が発生しました。特に本震はキラーパルスと呼ばれる、振動周期が1〜2Hzの破壊力のある地震であり、前震でダメージを受けていた建物がさらなる揺れで損壊し、被災地域に大被害をもたらしました。
熊本地震当時、被害地域にはUFO-Eを導入した30棟の建設現場がありました。調査したところ、損壊の危険が高い施工中の現場でも、作業棚の機材などが倒れず、損傷はありませんでした。
熊本地震の被害にあった家の基礎土台部分を調査してみたところ、黒いゴムバンドが破損、激しく動いたことが確認されました。このバンドは作業性を良くするためのもので減震機能には影響がなく、万一切れても補修の必要はないものです。摩擦盤が数ミリずれたものもありますが、ほとんど中央付近に戻っており、想定内の許容誤差に収まっていました。
建物が壊れてしまうような大地震でもUFO-Eは効果が高く、大型地震対策にも最適な工法であることが証明されました。
地震対策としてUFO-Eを使えば、通常のパッキンは不要になります。UFO-Eを基礎と土台の間のパッキンとして使用できるので、 コストがかさむことがありません。
難しい計算や手間が不要で、大工さんの手で設置できるものです。基礎に設置して、土台を乗せて、固定するのが主作業です。
設計変更や、設備の変更は不要です。役所への届出や施工についても、普通の基礎パッキン並みに簡単にできます。また、設置間隔がバラバラでも効果は変わらないので、難しい計算は不要で、簡単に設置できるのもメリットです。
まとめ
UFO-Eを使った絶縁工法は、地震の揺れを大きく減らせる決定版といえる地震対策です。
家族の安全を守る大地震対策、家を建てる際にはぜひ考えてみてください。
あいちゃん