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安心・安全な住まいのために今すぐできる地震対策

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あいちゃん

家の地震対策ってまず何をすればいいのかな?

まま

大地震では家具の転倒が危険だから、その対策は重要ね

ぱぱ

そのほか家電、食器棚など、家の中には対策しなきゃいけないものが多いよ

 

日本は地震大国と呼ばれるほど、地震のリスクの高い国です。いつ起こるかわからない大地震に備えて、私たちにできることは何でしょうか。

今回は、安全な住まいのためにできる具体的な地震対策について解説します。大切な家族や自分自身を守るだけでなく、被害を最小限に抑えたり、災害後の生活を少しでも楽にしたりするための重要な準備となります。

地震対策には今すぐにでも始められる簡単な対策がたくさんあります。具体的にどのような対策があるのか、順を追って見ていきましょう。

 

まず優先したい家具の転倒防止

地震発生時に最も危険なのが、家具の転倒です。阪神・淡路大震災では、犠牲者の約4分の3が「圧死」、つまり建物の倒壊や家具の転倒による圧死でした。したがって、家具の転倒防止は最優先で取り組むべき対策と言えるのです。

 

家具の配置を見直す

まずは、家具の配置を見直しましょう。背の高い家具は壁際に寄せ、ドアや避難経路を塞がないよう注意します。就寝中に家具が倒壊するのを防ぐため、就寝場所の近くに背の高い家具を置くのは避けましょう。

 

転倒防止器具の設置

次に、家具に転倒防止器具を取り付けます。L字金具や突っ張り棒など、転倒を防ぐための器具には様々な種類があります。

以下に主な器具を紹介します。

L字金具 家具と壁をしっかり固定できます。
突っ張り棒 天井と家具の間に設置し、転倒を防ぎます。
ストッパー式器具 家具の前脚下に設置し、滑りを防ぎます。

 

最も効果の高い対策は、L型金具等を使って家具を壁にねじ固定することといわれています。家具の大きさによって取り付けは3~4箇所程度が目安です。

 

連結器具の活用

本棚など複数の家具を並べて使用している場合は、連結器具で固定するのが効果的です。これにより、個々の家具が単独で倒れるのを防ぐことができます。

 

開き戸対策

地震の揺れで開き戸が開いてしまうと、中の物が飛び出す危険があります。地震の揺れで中の物が飛び出さないようにするストッパーである「耐震ラッチ」を取り付けることで、この問題を解決できます。

これらの対策で、家具の転倒リスクを大幅に軽減することができます。

ねじ穴をあけないタイプのグッズを使用する場合は、2つ以上を組み合わせてさらに強固にすることもおすすめです。転倒防止器具を取り付ける際は、壁や天井の材質に適した器具を選びましょう。

 

家電の固定も大切!

家具に次いで注意が必要なのが、家電製品です。テレビや冷蔵庫などの大型家電が転倒してしまうと、怪我の原因になるだけでなく、火災のリスクも高まるからです。

 

テレビの固定

テレビは本体の重さや壁の強度を考慮して地震対策を考えましょう。専用の耐震ベルトやワイヤー、強力粘着テープなどの利用、テレビの足部分を専用ストッパーで固定することなどです。

冷蔵庫の固定

冷蔵庫は重量があるため、転倒すると非常に危険な家電です。L字金具や専用の転倒防止器具を使って、壁や床にしっかりと固定しましょう。

 

洗濯機・乾燥機の固定

洗濯機や乾燥機も転倒の危険があります。専用の固定ベルトや転倒防止板を使用して固定しておきます。

 

パソコン・モニターの固定

デスクトップパソコンやモニターは、粘着マットや滑り止めシートを使用して固定します。

 

その他の小型家電

電子レンジや炊飯器などの小型家電も、滑り止めシートを敷くなどして固定します。使用しない時は、なるべく低い場所に収納するのも一案です。

家電の固定は、製品自体を守るだけでなく、二次災害の防止にもつながります。特に電気製品の場合、転倒による破損が火災の原因となる可能性があるため、しっかりとした対策をしておくことが必要です。

 

照明器具や食器などにも配慮を

家具や家電以外にも、地震時に危険となり得るものがあります。特に注意が必要なのが、照明器具や食器類です。

 

照明器具の安全対策

天井照明は、耐震性の高い器具を選び、しっかりと固定します。ペンダントライトは、天井にワイヤーなどで固定する対策などが有効です。スタンドライトは重心の低いものを選び、転倒防止マットを使用します。

 

食器棚の食器

扉に前述の耐震ラッチを取り付け、地震の揺れで開かないようにし、重い食器は下段に、軽い食器は上段に収納します。棚板には滑り止めシートを敷き、食器の滑り落ちを防ぎます。

 

ガラス製品の対策

窓ガラスに飛散防止フィルムを貼ります。額縁やミラーは固定具を使ったり、ミラーマットで壁に貼り付けたりしてしっかり固定します。

 

その他の注意点

観葉植物や花瓶なども地震対策への留意が必要です。

震動・衝撃を吸収し、地震による転倒や落下を防ぐ転倒防止ジェルや粘着マットで固定します。また、本棚の本は、ブックエンドなどを使用して倒れないようにします。

これらの細かい対策も、安全な住環境を作る上で重要です。特に頭上にあるものには注意を払いましょう。

 

そのほか知っておきたい根本的な地震対策

これまで地震対策を紹介してきましたが、大地震から家と家族を守る非常に効果的な最新技術が登場しています。「摩擦ゲンシンパッキンUFO-E」は、大型地震の揺れを約半分に軽減する革新的なシステムです。

この摩擦ゲンシンパッキンUFO-Eは、地震の力を滑りで逃がし、摩擦でブレーキをかけ、地震力を大きく減らす 新時代の「大型地震対策」です。

UFO-Eを導入することで、大幅に地震の揺れそのものを減らせるので、結果的に家具の転倒や内装材の損傷などの二次被害も防ぐことができます。

住まいを守る根本的な地震対策として、愛和建設でも取り扱っているUFO-Eも検討してみてはいかがでしょうか。

 

あいちゃん

寝ている部屋の家具の場所、ちょっと変えてみようかな

ぱぱ

最近は地震が多いから、「UFO-E」のような根本的な対策も考えておきたいね