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大きな地震から子どもたちの命を守ること、それは大人にとっての使命といえます。私たちは、いつ起こるかわからない地震に対して、家族全員で防災意識を高めておき、常に備えておく必要があります。
今回は、子どもと一緒に学ぶ地震対策と、家庭内での防災教育のポイントについて詳しく解説します。
目次
防災教育は、1995年の阪神・淡路大震災を重要な転換点として、その必要性が広く認識されるようになりました。2011年の東日本大震災を経てさらに重要性が認識され、学校や保育の場でもさまざまな取り組みがされています。
それまでの防災は、主に行政主導の防災対策が中心でしたが、大震災を機に、個人や家庭における「自助」の重要性が強く認識されるようになったのです。防災教育の目指すところは、災害の発生メカニズムを理解し、災害時に適切な判断と行動がとれる能力を育むことです。
特に家庭での防災教育は、子どもの発達段階に応じて継続的に行っていくことです。家族で協力して課題に取り組むことで、より効果的な学びとなるでしょう。
災害時の最初の行動を「ファーストムーブ」といいます。子どもの発達に応じて、安全な身の守り方を教えていくことが大事です。
地震発生時に身を守るために安全な場所を、家族で確認しておきたいものです。
地震が起きたときに、何か「落ちてこない」 「倒れてこない」 「移動してこない」場所が安全ということを教えた上で、以下のような場所を子どもと一緒に探しましょう。
・ 頑丈なテーブルの下
・ 壁際の安全な場所
・ 家具が少ない部屋の中央
家にいるときに地震が起きたら、すぐにそこに避難することを家族で約束しておくとよいでしょう。
また、地震の際の安全確保行動「まず低く、頭を守り、動かない」を身につける、シェイクアウト訓練(一斉防災行動訓練)も、子どもの成長を見ながら、教えていきたいものです。
1. すぐにその場で姿勢を低くする
2. 頭を守る
3. 揺れが収まるまで動かない
この一連の動作を「ドロップ(落ちる)」 「カバー(頭を守る)」 「ホールドオン(揺れが収まるまで待つ)」と呼んでいます。いざという時に適切な行動を取れるように、繰り返し練習しましょう。
災害時に必要となる非常用持ち出し袋を、子どもと一緒に準備することは重要な防災教育の一環です。以下の手順で進めてみてはいかがでしょうか。
1. 非常用持ち出し袋の必要性を説明する
2. 必要なものをリストアップする
3. 買い物に行き、必要なものを一緒に選ぶ
4. 袋にまとめて収納する
子どもの年齢に応じて、自分専用の小さな非常用バッグを用意させるのもおすすめです。自分自身で必要なものを考えるという経験は、「万が一のときにどうするか」という意識も高めることができます。
家族で避難場所と避難経路を確認しておき、いざという時に慌てないようにしましょう。
1. 自治体が指定している避難場所を確認する
2. 自宅から避難場所までの経路を地図で確認する
3. 実際に歩いて避難経路を確認する
4. 複数の経路を設定し、それぞれ歩いてみる
避難経路の確認中は、危険な場所(ブロック塀、崖など)や、逆に役立つ場所(公衆電話、コンビニエンスストアなど)をチェックしましょう。歩きながら、子どもに気づいたことを聞くことで、危険時に必要な観察力を養うこともできます。
また、学校や勤務先など、家族がよく行く場所からの避難経路も確認しておくとよいでしょう。
大規模な地震が発生した場合、電話回線が混雑して通じにくくなることがあります。家族間のコミュニケーション方法について、あらかじめ話し合っておくことが重要です。
スマホが使える年齢になったら、SNSやメッセージアプリの活用方法を決めておいたり、家族間の集合場所と時間を決めておいたりといったことも必要です。
特に子どもには、自分の名前、住所、家族の連絡先を記載した「防災カード」を作成し携帯させたり、発達に応じて名前や住所をきちんと言えるように教えたりしましょう。
特に就学前や小学校低学年の子どもに対しては、楽しみながら防災について学べるよう、防災クイズや防災ゲームを活用するのも効果的です。
自治体などでは、ゲームやクイズを無料で公開していますので、利用してみるとよいでしょう。
・防災かるた:防災に関する言葉や行動を覚えられる
https://www.fdma.go.jp/relocation/e-college/senmon/bosai/main/hojyo16.pdf
・防災すごろく:避難の流れや必要な行動を学べる
・防災クイズ、ゲーム:いつもの生活の中でできる備えを、クイズやゲームを通して考える
https://www.pref.saitama.lg.jp/a0401/syougakusei.html
これらのゲームやクイズを家族で楽しむことで、自然と防災知識が身につくでしょう。
家族で手作りの防災マップを作成することは、地域の危険箇所や避難経路を視覚的に理解するのに役立ちます。
防災マップは、以下の手順で作ってみるとよいでしょう。
1. 大きな紙や模造紙を用意する
2. 自宅を中心に、周辺の地図を描く
3. 避難場所、病院、消防署などの重要な施設を記入する
4. 危険な場所(崖、ブロック塀など)をマークする
5. 避難経路を書き込む
6. 家族それぞれの学校や職場からの帰宅経路も記入する
家族で作った防災マップは、定期的に見直し、必要に応じて更新することも忘れないようにしましょう。
子どもと一緒に学ぶ地震対策と、家庭内での防災教育のポイントについて解説しました。
家庭内での防災教育は、子どもの成長に合わせて継続的に行うことが大切です。地震対策を中心とした防災への取り組みを、日常生活の中に無理なく組み込んでいくことが望ましいといえます。子どもと一緒に学び、考え、実践することで、家族全体の防災力を高めていきましょう。
万が一のときに備え、今回紹介したような子どもと備える防災、地震対策のほか、さらなる安心を得るために、家自体の強固な地震対策も併せて考えることがおすすめです。
愛和建設は、地震にも強い安心・安全な家づくりに力を入れております。戸建ての地震対策についてもっと知りたい場合は、愛和建設までお気軽にお問い合わせください。
あいちゃん